【お店に負けない】初心者でもできる自宅シーシャの始め方を徹底解説
業界自体が非常に新しいシーシャ業界。
まだまだお店に行く止まりで自分で作るという方は少ないかもしれません。
そもそも何を揃えればいいの?炭はどうやって焼くの?
フレーバーは何グラム?
水の量はどれくらい?
今回はこのような皆さんの疑問に応えていきたいと思います!
- シーシャに必要な12個のパーツ
- シーシャパイプの組み立て方
- シーシャのフレーバーは何グラム必要?
- シーシャの炭は何個置けばいいの?
- シーシャの水はどのくらいが適量?
1.シーシャに必要な12個のパーツ
具体的な話の前に簡単な用語をおさらいしておきましょう。シーシャは複数のパーツの組み合わせでできていますが、一つ一つが独特な名前なので、説明を聞いていると、??となってしまうかもしれません。逆に用語さえ分かっていればこの先はもう簡単なのでサラッとみておきましょう。
(なお本サイトでも一部パーツを取り扱っておりますので、購入を希望の方はページ下部の商品案内をご覧ください。)
1. ガラスベース
水タバコは紙タバコと違いフィルターがありません。
その代わり水がフィルター代わりになって煙をマイルドにする役割を担います。
その水を入れておくのがこのガラスベースです。
キューブ型や卵型、左の写真のようにフラスコ型のものなど色々な形がありますが、水を入れて煙をくぐらせるという基本的な構造は同じです。
2. ステム
ステムはシーシャパイプの顔になる部分。
本体の高さを決めるのもこのステムです。
シーシャは基本的にパイプの背が高い方が水の温度が上がりにくく、味が安定します。
ただあまりにも大きすぎると家に置いておくには邪魔になってしまうので、シーシャパイプ全体の高さが65cmあたりになるのが、家シーシャにはちょうどいいでしょう。
ステムは煙を通し続けるので使用した後、2回に一回くらいはお湯を通して洗浄してくださいね。
3. ボウル(クレイトップ/ハガル)
ボウルはフレーバーを詰めるための容器ですが、実は”ボウル”という呼び方以外にも"クレイトップ"、”ハガル”という別の呼び方もあります。(どれも役割は同じです。)
このページではボウルで統一しています。
このボウルには色々な形がありますが、型は主に二種類で、"ストレート型”と左の写真の”ファンネル型”があります。
それぞれ良し悪しがあり、好み、味の出し方で使い分けをしたりします。
また素材も陶器製、シリコン製、ガラス製など色々種類があります。
ボウルの使い分けに関しては別の記事でしっかりとご紹介していきます。
4. ヒートマネジメントシステム
「ヒートマネジメントシステム」と聞くと長い横文字でわかりづらいですが、和訳すると"火力管理装置"ですのでなんとなくイメージがつくと思います。
ドバイやエジプトではフレーバーの上にアルミホイルを敷いてその上に炭を乗せるところが多いですが、ヨーロッパ、日本ではこのヒートマネジメントを使うことが一般的です。
ヒートマネジメントにも何個か種類がありますのでもし知りたい方は別の記事で紹介するのでそちらをご覧ください。
なお左のヒートマネジメントシステムはロータス型と呼ばれている製品です。
5. ホース
煙を手元に運ぶ役割をするホースですが大事なのは素材と長さ。
素材は主にゴム製とシリコン製があります。
ゴム製は熱に弱く、重たいですが、シリコン製は熱に強く軽いので特にこだわりがない限りシリコン製をお勧めします。
長さはシチュエーションによって変えましょう。
お店の場合はホースを交換して吸いあったりするのである程度の長さがあるといいでしょう。
しかし家で一人で吸うだけであれば長すぎて邪魔になってしまいます。
もし家で吸っていて長いなと思ったらハサミで適度に切ってしまいましょう。
また様々なデザインがあるため、カスタマイズすると印象がガラリと変わります。
6. ハンドル
ハンドルは手に持って煙を吸うための役割です。
ハンドルは素材がプラスティック製、木製、アルミ合金製、ステンレス製、カーボン製などさまざまあります。
ハンドルはある程度長さがあると腕を上げなくてもゆったりと煙を吸うことができます。
逆に短いと腕を上げ続けなければいけないので少し大変です。
家ではプラスティックの安いものではなく、金属やカーボンなどのしっかり目のものを買いましょう。
逆にお店の方は使う頻度が多く壊れてしまうことが多いので使い捨て前提でプラスティックのものを使っているところも多いみたいです。
衛生面、コロナ感染症対策を考えるとそちらの方が安心かもしれませんね。
7. チャコール
チャコールはタバコでいう火種になる部分で、煙の濃さ、強さを決めるキーになります。
そしてフレーバーだけでなくこのチャコールも味を決める一つの要素ということは知っておきましょう。
ほとんどのシーシャ用チャコールはココナッツの皮を原料として生産されています。(稀に竹炭が使われている場合もありますが、味わいが変わってきます。)
チャコールの形は”キューブ型”、”フラット型”、”ラウンド型”と主に3種類あります。
キューブ型はその名の通りルービックキューブのような立方体の炭になります。
フラット型はキューブ型を半分に割ったような直方体の形をしています。ラウンド型は円柱形をしています。
8. マウスピース
マウスピースはハンドルの先につけるもので、お店に行くと必ずビニールで包まれた状態で配られます。
シーシャは口をつけるものなので衛生面を考えた時にお店では必ず提供しております。
ただ使い捨てのためプラスティックの廃棄になってしまうことが多く、最近では左のようなマイマウスピースを購入する方が増えています。
環境面だけではなく、良い樹脂製のマウスピースを使うと口当たりがマイルドになったりするなどいい面も多いです。
ぜひ家シーシャの場合もその口当たりの違いを試してみてください。
9. フレーバー
シーシャの味を決める一番重要な要素で、タバコの葉っぱにシロップとグリセリンを混ぜて美味しい、濃い煙が出るようになっています。
シーシャフレーバーのブランドは世界中で20種類以上あります。
有名なブランドで言うと 中東発のAl Fakherやアメリカ発のFumari、STARBUZZなどが挙げられ、それぞれのブランドごとに香りのクセが全く異なり、またミックスをすれば味の可能性は無限大です。
10. グロメット
グロメットはパーツとパーツとの間の微妙な隙間を埋め、煙が外に逃げないようにする役割を持つ、小さいながらも非常に重要なパーツです。
装着部分は主に二箇所です。
一つはステムとガラスベースが設置する部分。
もう一つはステムとボウルが接地する部分です。
熱くなる部分に近いので素材はシリコン製で熱に強いものを選びましょう。
11. 炭受け皿
炭受け皿はその名の通り炭を受け止めるお皿で、あなたの家の床を守ってくれる大事なパーツです。
ステムのパーツで挟み込んで組み立てるシーシャパイプが多いです。
火力調節の際に余分な炭を一時的に置いておくのに便利です。
12. スプリング
スプリングはバネとも呼ばれていますが、ホースを通して使うことでホースが根元で折れてしまうのを防いでくれます。
一度スプリング無しで吸ってみると一目瞭然かもしれません、スプリングの大切さに気づけます。
スプリングは基本的にセット購入した際についていますが、ついていない場合は個別での購入をお勧めします。
その際はホースの直径を正確に測り、ジャストサイズのスプリングを選んでください。
大きすぎると落ちてきてしまい、小さいとそもそも入らないという事態になります。
2.シーシャパイプの組み立て方
さてここまでシーシャで使うパーツの名前の説明をしてきました。
次はそれらのパーツを一体どうやって使うのかについて説明していきます。
シーシャはブランドによって全然形が違ったりしますが原則的なまずは大きいものからくっつけていきましょう。
1. 水を入れたガラスベースとステムを繋げる
ステムにはガラスベースとのつなぎ目から空気が漏れないようにしっかりとシリコンのグロメットをはめましょう
2. ステムと炭受け皿を繋げる
ステムの先端のパーツを取ってお皿を挟み込むパターンのシーシャが多いです。
3. ステムにホースを繋げる
ホースをつけるとき、シーシャ本体が揺れるので、必ずフレーバー、炭を乗せる前にやりましょう
4. ホースの先にハンドルを繋げる
ステムにつなげた部分と反対側をハンドルに繋げましょう。
5. フレーバーを詰めたボウルをステムの上に押し込む
ステムの先にグロメットを挟むのを忘れずに。
ボウルがグラつかないか必ず確認してください。
ボウルが倒れたら大惨事です。奥までぎゅっと差し込みましょう。
5. ボウルの上にヒートマネジメントシステムを置きましょう。
ボウルだけ別で買ったよという方はヒートマネジメントとサイズがちゃんと合うかどうか、必ず確かめましょう。不安定だとバランスを崩して倒れてしまう原因になってしまいます。
6. ヒートマネジメントの上に炭を載せたら完成。
3. シーシャのフレーバーは何グラムが適量?
シーシャを吸い続けて10年くらいの達人は
- ボウルの大きさ、材質、形
- フレーバーの味、ブランド
- シーシャパイプのメーカー
- 吸う人の好み
このような条件を踏まえたうえでシーシャのグラム数を決定していますが、正直個人で楽しむくらいであれば最初にそこまでこだわる必要はありません。
色々調節は必要になりますが、誤解を恐れず言いうと
まずは皆さん15グラムで試してみてください。
もちろんずっと15グラムでいいというわけではありません。
何度も吸っていく中で減らしたり増やしたりしてあなたが使っているボウルにちょうどいい量を探っていくことをお勧めします。
シーシャを作ってるいてるうちに
「量が多すぎてるとかフレーバーの下さいの方が生焼っけになてるな」
「量が少なすぎてるとかすぐに味がなくなっちにゃうな」
で、だんだんとコツが掴めると思います。
4. シーシャの炭は何個置けばいいの?
シーシャの炭は使っているボウルとヒートマネジメントシステムを見て決める人が多いですし、キューブ型、フラット型など炭の種類によっても変わります。
なのでこれもはじめはとりあえず
キューブ型を使う人は2個
フラット型を使う人は3個
これから始めてみてください。煙があまり出ないなと思ったら炭を足せばいいだけです。煙が強すぎるなと思ったら炭を一個減らしたりすればいいのです。参考までにキューブとフラットの炭の形はこちら
左がキューブ、右がフラットになります。
5. シーシャの水はどのくらいが適量?
シーシャは水たばこというくらいですから水が煙をフィルタリングしてくれています。
ですので水の量が少ないとそのフィルタリングが弱まり、荒々しい煙を吸ってしまってむせてしまったりします。
かといって水が多すぎると吸いが重くなったり(強く吸わないといけなくなったり)、水がホースから出てきてしまったりなどします。
もちろんこれもシーシャパイプの大きさや形によりますので一概にはいえませんが、それでは皆様の準備が進みませんので
大体の目安をいうと
ステムの先っぽが2センチメートル沈むくらいの水量
これが一般的に言われています。
ただこれも、使っていくうちに減らしてみたり増やしてみたり実験してみると楽しいのでお勧めです。
ずっと使っているといいか悪いかは別としてガラスベースに水垢が付いてきて水量のラインが現れるので慣れると楽ちんです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
色んなパーツが出てきて難しいと思った方もいるかもしれませんが、シーシャを作ること自体はとても簡単にできてしまいます。
ホームパーティーやバーベキューシーンでもシーシャがあるととても盛り上がるので、作れて損は無いでしょう。
次回は家のシーシャの味をワンランク上げるコツについて解説します。
あなたのおうちに最高のチルを
by INOUESHUN 2021年11月16日